【 学習ポイント・語尾の破裂音 】
英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、語尾や文末、子音の前にあると破裂しないことがよくあります。ただし、破裂する準備の「閉鎖」はします。とりわけ無声の破裂音「p, t, k」が語尾や文末にあると直前の母音が急激に止まり、日本語の促音の「っ」に似た音になります。日本語でも最近は「寒っ」「高っ」などと言いますが、英語もこれと似た表現だと考えましょう。この曲には「get, help, friend」が出てきますが、破裂したり閉鎖したり、発音されなかったりします。これら様々に発音される音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。
1967年に発売されたアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に収録されている。曲の制作は主にポール・マッカートニーによるもの。リードボーカルはリンゴスター。歌詞中の「I get high with a little help from my friends」(友達の助けを借りてハイになる)の「friends」とはドラッグのこと。同じフレーズの「I get by~ 」は「何とかやっていく」の意味で、「薬があれば何とかなるさ」ということ。
英語発音の特徴は何と言っても繰り返し出てくるフレーズ「I get by with a little help from my friends」で「get, help, friend」の語尾の破裂音が破裂しないのと、「little」の / t / が母音に挟まれてラ行音にフラップする音が特徴的です。良い子はドラッグではなく、文字通り friends「友達」がいれば何とかなるさ、ハイになれるさ、という意味で歌ってみましょうね。