【 学習ポイント・融合同化と語尾の破裂音 】
この曲の英語音の特徴は、1番のメジャーのサビで「nobody told you = ノーバディ トー ヂュー」, 「someone controlled you = サムワン コントゥロー ヂュー」,「 sold you= ソーウ ヂュー」などで融合同化が沢山聞けます。一方2番のサビの同じ個所では「diverted ダイヴァーテ」,「perverted = パヴァーテ」、「inverted = インヴァーテ」のように、語尾の / d / が脱落する発音が聞けます。決してカタカ英語では歌えないこれらの歌詞をnipponglishのリアル発音のカナで「George Harrison(ジョージ・ハリスン)」になりきって歌ってみましょう。
1968年発売の「The Beatles(ザ・ビートルズ)」に収録される「George Harrison(ジョージ・ハリスン)」の曲。歌詞の着想は中国の「易経」の思想を下敷きに、当時のバンド内の不和を嘆き、その様を「ギターは泣いている」と喩えている。大枠では、そこに眠っている愛に気づけずない人間を憐れむ歌となっている。
ギターが中心の歌ということで、リードギターはジョージの親友のエリック・クラプトンが担当。弾いたのはギブソンのレスポールで、後にハリスンにプレゼンとしている。曲はマイナーのAメロからメジャーのサビのコントラストが美しく、間奏を含めて曲全体でリードギターが「weep」している秀逸な曲。