「なに、バカなことを聞いているのだ?」と思ったあなた!
海外で「coffee = コーヒー」を注文したら「cola = コーラ」が出てきた、笑えない失敗エピソードが、Googleでたくさん出てきます。
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せっかくの海外旅行なのに、英語が通じないで困り果てた経験がある人もおおいのではないでしょうか?
残念なお知らせですが、絶対音感や特別な才能がある人、幼少期を海外で過ごした帰国子女以外「日本人は英語が話せないのが当たり前」なのです。
日本人が英語を話せない原因の詳細を知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。ご覧ください。
原因が解れば、その解決策を見つけることができますね。それが、Nipponglish(ニッポングリッシュ)メソッドのはじまりです。
● 英語のリスニングが苦手な人
● 英語のスピーキングが苦手な人
● 英語をネイティブライクに話したいけど自信がない人
● 英語を話すことをあきらめてしまった人
上記に一つでも当てはまったら、ニッポングリッシュを試してください。カナ記号をガイドにすることで、誰でもネイティブライクな英語を発音することが出来ると思います。
細かな発音は後から付いてきます。先ずは「英語の細かな発音にこだわらず、自分の口から大きな声で、自信をもって英語を発音する」この『成功体験』を繰り返し英語発音の運動回路を取得することが、『Nipponglishの目的』です。
Nipponglish英語音声変化学習カリキュラムを体験する
大学生74名と社会人49名の合計123名を対象に、Nipponglishの英語発音向上効果について音読と洋楽カラオケ歌唱による検証実験を実施し外国語教育メディア(LET)学会・第58回全国研究大会(2018年8月8日・大阪千里ライフサイエンスセンター)で研究結果を発表しました。
音読実験では「Nipponglishのカナ記号があると83%の人の英語発音が向上」
英語は会話や歌では、複数の単語が「短縮」「連結」「同化」「省略」し、一つの塊(チャンク)として一息で発音されます。
例えば「check it out=チェック イット アウト」は「チェキダウ」、「close your eyes=クローズ ヨァ アイズ」は「クロージョライズ」のように連結して一息のチャンクで発音されます。
英語音声「check it out」
英語音声「close your eyes」
実はカタカナは、この英語チャンクの音のつながりや変化を表記するのに向いているという大きな長所を持っています。
今や「世界で使われている英語=Global English」では、「TH、LとR、BとV」などの細かな発音にはこだわらず、「みんなに通じやすいことが重要視」されています。
しかし一方、音楽や映画などのエンターテインメント・コンテンツの多くは、今でも「アメリカ」や「イギリス」からやってきます。ネイティブ英語ならではのビートリズムや流暢さには音のつながりや変化が付き物です。
Nipponglishのセンテンス用カナ記号は、こうしたグローバル英語とネイティブ英語という、相反する発音の特徴の折り合いをつけることで、「世界でも通じる」、でも「ネイティブライク」な発音へ誘導し、それでいて日本人にとって発音しやすい優しいカタカナ表記なのです。
ニッポングリッシュは、特に思春期を過ぎて英語の音調フィードバック機構の適応柔軟性が衰えた人、英語を話すことに心が折れ英語を話すことをあきらめた人、英語を学習したことがない人など、英語を話したいけど話せない人向けのネイティブ英語発音ガイドツールです。
また、ニッポングリッシュは、2017年10月以来、㈱第一興商の上位機種 LIVE DAM STADIUM の洋楽カラオケ(Nipponglish Ver.)にも採用されています。
※Nipponglishでは、文部科学省検定教科書の多くで採用されているアメリカ英語の発音記号を基準としています。
今や紙媒体での学習よりも、PC・タブレット・スマートフォンを使った学習スタイルが主流になりました。インターネットに繋がることで、音声・映像・リアルタイムデータなど様々な機能を使った学習が場所や時間を選ばずにできる時代になりました。
紙媒体ではテキストが主流の表現ですが、モニター画面ではデジタルイメージとして表現することができます。上のテキストとイメージを比べてどちらの方が「音」をイメージできますか?
日本では「百聞は一見に如かず」英語では「A picture is worth a thousand words.」と言うように、一目見ただけで英語の発音が直感的に解るように「見える化」しようと考えました。
Nipponglish(ニッポングリッシュ)のカナ記号で「stripe」「mayonnaise」の発音を表記します。
英語音声「stripe」
英語音声「mayonnaise」
英単語用のカナ記号は、ストレスがある音を黒く大きく、ストレスがある音節は太い黒、弱音節は細いグレーの音節バーを付けることで、見ただけで英語強勢のリズム感と音節数がイメージできます。
英語の知識がなくてもカタカナを読む感覚で、ネイティブライクな発音になるように設計されています。
言語で使われている文字は3種類あります。
1.漢字のように、ひとつ1つの文字が1つの意味を表す「表意文字」。 2.英語のアルファベットやアラビア文字など、1つの文字が1つの音を表す「音素文字」。 3.1,2のどちらにも該当しない、母音と子音のひとかたまりの「音節」を1文字で表すのが「音節文字」と呼ばれる、ひらがな・カタカナです。
世界には約6,000以上の言語があるといわれていますが、音節文字を使っているのは日本語、韓国語、ヘブライ語など極少数言語です。
文字は「絵文字」→「象形文字」→「表意文字」→「音節文字」→「音素文字」と段階を経て「進化」してきました。文字の進化の過程から考えると、アルファベットに代表される「音素文字」は一番進化した文字で、ひらがなや漢字を使う日本語は、文字の進化に取り残されているガラパゴス状態だといえます。
日本語は、母音の「ア行」と子音と母音が組み合わされた音節文字の「カ行~ワ行」の五十音が使われています。日本語の音節の音素の組合せは、語尾の「ん」を除いて、「母音=ア」「子音+母音=カ」の二つのパターンしかありません。世界の主要な言語に現れる音節の種類は2,000前後と言われていますが、日本語は、その1/20程度の「約110種類の音節」しかないのです。
一方、英語の音節は音素文字のアルファベット26文字の組み合わせで構成されます。英語の音節の音素の組合せは、「母音=a」「子音+母音 = to」「母音+子音 = at」「子音+母音+子音 = can」「子音+子音+母音+子音 = star」などシンプルなものから「子音+子音+母音+子音+子音+子音+子音+子音 = twelfths」など非常に複雑なものまで含めて、最低でも「2,000~10,000の音節」があると考えられています。
日本語より音節種類が約35と少ないハワイ語、日本語、英語の音節をパレットの色数に例えて説明します。
2,000以上の色を持っている英語は、約110色の日本語、約35色のハワイ語をきれいに塗ることができますが、約35色しかないハワイ語は、約110色の日本語、2,000色以上の英語はまばらにしか塗れませんね。
約110色の日本語では英語はまばらにしか塗れなくても、ハワイ語はきれいに塗ることができます。
母国語の音節の数が多ければ多いほど、子音と母音の組み合わせのバリエーションが増えるため、日本語より音節数が少ない言語の発音を日本語の文字で容易に表記する(カナを振る)ことができるのです。
音節文字のカタカナは、ハワイ語には容易にカナを振る(○)ことができます。 例えば「ワイキキ」「アロハ」「アラモアナ」「クヒオ」「ロコモコ」「オハナ」などのハワイ語を、日本人は正確にカナを振り発音することができます。ハワイが日本人に人気があるのは、言語の親しみやすさも関係しているのかもしれません。
近年、日本を訪れる外国人観光客の数が飛躍的に伸び、観光大国になりつつあります。音素文字を使っている国の人は、日本語を母国語の文字で容易に表記できるので、イントネーションが多少違っていても、日本人に通用する発音ができるのです。
英語の「stripe」の IPA 発音記号と、日本語のカタカナ・ローマ字を比べてみましょう。
英語の「stripe」は、5つの音素が「1つの音節」で発音されるのに対し、カタカナの「ストライプ」は「5音節」で発音され、ローマ字で見ると解るように、英語の音素より「u,o,u」の音が増えています。
英語音声「stripe」
カタカナ発音「ストライプ」
日本人が、カタカナで「ストライプ」と「5音節」で発音すると、英語ネイティブには「Spring has come at last.」と同じような「5音節」の言葉に聞こえてしまうのです。
英語音声とカタカナ発音音声を、音声解析ソフト(WaveTone)を用いて同じフィルターでスペクトラム解析したデータです。英語の「stripe」は一息の一音節の強勢アクセントで発音されているのに対し、カタカナ発音の「ストライプ」は、母音が連続した高低のアクセントで発音されていることがよく解ります。
英語音声「mayonnaise」
カタカナ発音「マヨネーズ」
英語の「mayonnaize」は三音節ですが、カタカナ発音の「マヨネーズ」は、ネイティブには何音節に聞こえているのでしょうか?
ネイティブライクに英単語を発音すための重要なポイントは、
①英単語と同数の音節で発音すること
②ストレスがある母音を「強く・大きく・高く・長く」強弱のリズムで発音すること