The Longest Time・Billy Joel

【 学習ポイント・強弱のリズム感 】

日本語は「音節拍のモーラ・リズム」で発音しますが「英語は強勢リズム」で発音します。また、日本語は「胸式発声」に対し、英語は「腹式発声」で、お腹の底から声を出して発声します。ストレスがある黒く大きなカナの音を「強く・大きく・高く・長く」発声し、グレーの音は弱く発音して英語のビートのリズム感を身に付けましょう!

「The Longest Time(ザ・ロンゲスト・タイム)」は、アメリカのシンガーソングライター「Billy Joel(ビリー・ジョエル)」が1983年に発表した楽曲で、1984年にシングルとしてリリースされました。アルバム『An Innocent Man(イノセント・マン)』に収録されており、1950年代から1960年代初期のドゥーワップ(Doo-wop)スタイルに強く影響を受けた作品です。

この曲は、ビリー・ジョエル自身が作詞・作曲を手がけ、恋愛における「長い時間を経て再び恋を信じられるようになった男の心情」を、ノスタルジックで温かいハーモニーとともに描いています。楽曲のほとんどがアカペラ風のボーカルアレンジで構成されており、ジョエルがリードボーカルだけでなく、すべてのコーラスパートも多重録音で自ら歌っている点が大きな特徴です。伴奏は、最小限のベース音とスナップ音のみというシンプルな構成ながら、その独創的な音作りが高く評価されました。

「The Longest Time」は、Billboard Hot 100で14位、Adult Contemporaryチャートで1位を記録し、ジョエルの音楽的多様性を象徴する代表曲のひとつとなりました。また、この曲はリスナー世代を超えて愛され、学校の合唱やアカペラグループの定番レパートリーとしても広く親しまれています。現在でもビリー・ジョエルのライブで演奏される人気曲であり、彼の「古き良き時代の音楽へのオマージュ精神」と「普遍的な愛のテーマ」が融合した、時代を超える名曲として評価されています。

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