Sugar Baby Love・The Rubettes

【 学習ポイント・強弱のリズム感 】

日本語は「音節拍のモーラ・リズム」で発音しますが「英語は強勢リズム」で発音します。また、日本語は「胸式発声」に対し、英語は「腹式発声」で、お腹の底から声を出して発声します。ストレスがある黒く大きなカナの音を「強く・大きく・高く・長く」発声し、グレーの音は弱く発音して英語のビートのリズム感を身に付けましょう!

「Sugar Baby Love(シュガー・ベイビー・ラブ)」は、イギリスのポップ・グループ「The Rubettes(ザ・ルベッツ)」が1974年に発表したデビュー・シングルで、同年に世界的な大ヒットを記録しました。アルバム「Wear It’s ‘At(ウェア・イッツ・アット)」に収録され、1970年代のグラム・ポップや1950年代のロックンロールの要素を融合した、きらびやかでキャッチーなサウンドが特徴で、この曲は「ウェイン・ビッカートン(Wayne Bickerton)」と「トニー・ワディントン(Tony Waddington)」によって作詞・作曲されました。当初は別の女性歌手のために書かれた楽曲でしたが、最終的に新人グループ「ザ・ルベッツ」のデビュー曲として起用されることになりました。

「Sugar Baby Love」は、高音のファルセット・ボーカルと軽快なリズムが印象的で、特にリードボーカルの「ポール・ダ・ヴィンチ(Paul Da Vinci)」が歌う冒頭のハイトーン・シャウトは、70年代ポップスを象徴する名シーンとして知られています。実際のグループ活動にはポール・ダ・ヴィンチは正式メンバーとして参加していませんが、その歌声が楽曲の象徴的存在となりました。

この曲は1974年に全英シングルチャート1位、全米チャート37位を記録し、ヨーロッパや日本を含む世界各国で大ヒット。特に日本では、CMソングや映画「ウォーターボーイズ」の挿入歌などにも使用され、世代を超えて親しまれています。「Sugar Baby Love」は、ザ・ルベッツの代表曲であると同時に、1970年代ブリティッシュ・ポップの象徴ともいえる存在です。その軽やかなリズムと郷愁を誘うコーラスは、今なお多くの人々に“古き良きポップス”の魅力を伝え続けています。

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