Someone’s Waiting for You・The Rescures

【 学習ポイント・側面開放(/ l / の前の / t /) 】

歌のタイトルにもある「Someone’s」は「someone is」の短縮形です。「Someone」の複数形ではありません。音は同じでも意味は全く違うので、歌っているときに、違う意味をイメージして歌うのはよくありませんので、初めのうちは、be動詞の意味を意識して「誰かがキミを待っている」のをイメージしながら歌うとよいでしょう。
 もう一つ、この歌で特徴的なのは、何度も出てくる「little」の発音です。この短い単語ですが、発音はその都度微妙に違ったりします。この歌では「little one = ロ  ーン」,「little prayer = トゥ プー」,「little world = トー ァーゥ」など、歌詞によって発音が違いますので、カナを頼りに注意して聞いてみると面白いかもしれません。

ウォルト・ディズニーの死後、1970年の Aristocats「おしゃれキャット」以降1989年のリトルマーメイド公開までの低迷が続いていた時代の1977年公開の作品 The Rescures「ビアンカの大冒険」で、7歳の孤児の少女ペニーが、自分を引き取ってくれる両親がいつか来てくれることを夢見て希望を忘れないという健気な状況を歌った歌。いわゆる他のディズニーのミュージカル作品のように主人公が劇中で歌うわけではない。曲としては心を揺さぶられる素晴らしいスローバラードで、ディスニーのベストアルバムにもよく収録されている名曲です。アカデミー賞の主題歌賞にもノミネートされました。なお、主役のミス・ビアンカと相棒のバーナードは救助救援協会という国際組織に所属するネズミで、ビアンカはハンガリー出身というインターナショナルな設定。

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