Smile・Nat King Cole

【 学習ポイント・強弱のリズム感 】

日本語は「音節拍のモーラ・リズム」で発音しますが「英語は強勢リズム」で発音します。また、日本語は「胸式発声」に対し、英語は「腹式発声」で、お腹の底から声を出して発声します。ストレスがある黒く大きなカナの音を「強く・大きく・高く・長く」発声し、グレーの音は弱く発音して英語のビートのリズム感を身に付けましょう!

「Smile(スマイル)」は、アメリカの伝説的なジャズシンガー「Nat King Cole(ナット・キング・コール)」が1954年に発表した楽曲で、同年リリースのシングルとして多くの人々に感動を与えました。この曲の原曲は、1936年公開のチャールズ・チャップリンの映画「モダン・タイムス」で使用されたインストゥルメンタル楽曲であり、後にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズによって歌詞が加えられました。

ナット・キング・コールのバージョンは、1954年に全米ビルボード・チャートで10位を記録するヒットとなり、彼の代表的なバラードの一つとして知られています。悲しみの中にも希望を見出し、どんなときも「微笑み」を忘れないようにというメッセージは、戦後の不安定な時代に多くの人々の心を支えました。

柔らかなピアノとオーケストレーション、そしてナット・キング・コールの優しく包み込むような歌声が融合した「Smile」は、長年にわたり世界中で愛されるスタンダード・ナンバーとなっています。後年、マイケル・ジャクソンやジョシュ・グローバンをはじめ、多くのアーティストにカバーされ、さまざまな映画やテレビ番組でも使用されており、時代と世代を超えて人々に希望と癒しを与え続けています。

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