【 学習ポイント・融合同化 】
英語の会話や歌では、隣り合った音同士が発音しやすいように変化することがあります。これを「同化」と言います。この曲には / t / の次に半母音の / j / が来たとき連結して融合同化する「want you = ウォン チュ」,「what you = ワッ チュ」が、サビで繰り返し出てきます。これらの融合同化する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。
「Oh! Carol(オー!キャロル)」は、アメリカのシンガーソングライター「Neil Sedaka(ニール・セダカ)」が、1959年にリリースした楽曲です。この曲は、セダカが当時交際していたキャロル・キング(Carole King)にインスピレーションを得て書かれたと言われており、恋する青年が「キャロル」に向けて切ない思いを伝える内容となっています。印象的なピアノのイントロ、甘く伸びやかなボーカル、コーラスの「オー!」という呼びかけが特徴的で、1950年代後半~1960年代初頭のアメリカン・ポップの雰囲気を色濃く伝えています。
「Oh! Carol」はリリース後、アメリカのBillboard Hot 100で最高9位を記録し、世界中で広くヒット。特に日本やヨーロッパのオールディーズ愛好家の間では今なお人気が高く、ニール・セダカの世界的な成功の礎を築いた一曲とされています。その後も多くのアーティストによってカバーされ、映画やCMなどでも度々使用されるなど、時代を超えたスタンダード・ナンバーとして親しまれています。