Knockin’ On Heaven’s Door・Guns N’ Roses

【 学習ポイント・音の連結 】

子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。この曲のタイトル「Knockin’ On Heaven’s Door」がサビで繰り返し出てきます。「knockin’」の語尾の / n / と、次の母音が連結して「knockin’ on = ン」と歌われています。この鼻音が連結する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。

「Knockin’ On Heaven’s Door(ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア)」は、アメリカの伝説的ロックバンド 「Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)」によってカバーされた楽曲で、1991年にリリースされたアルバム「Use Your Illusion II(ユーズ・ユァ・イルージョン)」に収録されています。この楽曲のオリジナルは、1973年に「Bob Dylan(ボブ・ディラン)」によって作られたもので、映画「Pat Garrett and Billy the Kid」のサウンドトラックとして発表されました。Guns N’ Roses版は、ヘビーでドラマティックなアレンジにより、オリジナルのフォークロックから一転、アリーナロックとして生まれ変わっています。

Guns N’ Rosesによる「Knockin’ On Heaven’s Door」は、1992年にシングルカットされ、全英シングルチャートで2位、オーストラリアでは1位を記録。バンドのライブでも定番の1曲であり、Axl Roseのエモーショナルなボーカルと、Slashのギターソロが観客を魅了する名演として知られています。このカバーは、オリジナルに敬意を払いながらも、90年代のハードロック・バラードの象徴的な一曲として、今なお多くのファンに愛され続けています。

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