真面目な日本人の英語の悪い癖

日本人は、英語のすべてのスペルを発音してしまう!

日本でもおなじみになりつつあるアメリカの大型量販店「Costco=コストコ」ですが、アメリカ人は音節の最後や語尾の破裂音の / t / を発音しないので「コストコ」ではなく2音節で「コース・コ」と発音します。

海外で「How can I get to Costco?」=「ハウ キャン アイ ゲット トゥ コストコ ?」とカタカナ発音で道を尋ねると、「コ・ス・ト・コ=4音節」なので「Costco=2音節」と聞き取ってもらえなくて、下手したらローカルのメキシコ料理のお店なんか教えられるかもしれません。

日本語では、すべての文字を発音するため、日本人は英語の文字をすべて発音する癖があります。海外旅行で Costco に行く機会があったら、フードコートで「hot dog」を「ホッドッ」または「ハッダー」と言って注文してみてください。

音節の最後や語尾の破裂音は破裂しない

英語音声を聞く

英語では、語尾の破裂音「p t k b d g」を発音しないことがよくあるので「Hot dog」の語尾の / t / と / g / を発音しなくても「ホッドッ」または「ハッダー」で通じるのです。逆にカタカナ発音で「ホットドッグ」と語尾の「トとグ」を明確に発音してしまうと、音節数が増えるためネイティブには違う言葉に聞こえてしまうのです。

日本人が海外旅行で「コーヒー頼んだらコーラが出てきた」という笑えない話が、ググるとたくさん出てきます。ネイティブに聞き取ってもらうためには「コツ」があるので、ニッポングリッシュで身に付けてください。

コーヒーも頼めない笑えない話

英語は会話や歌になると、複数の単語が一塊のチャンクで発音される!

英語は子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / / h / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の「連結」(リンキング)が起こります。また、/ n / で終わる単語の次に / t /, / d /, / th / で始まる単語が続くと「同化」により音が変化する現象が、会話や歌で頻繁に発生します。

英語は会話や歌では複数の単語が連結して発音される

英語音声を聞く

英語は音節の強弱や、語尾の音と語頭の音の組み合わせにより「省略・短縮・連結・同化・フラップ」などの現象が起こり音が変化しますので、ネイティブライクな英語を話すためには、英語音声の変化のルールをマスターする必要があります。

「世界と話す英語音声変化ルール」で詳しく解説。

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