この歌の発音の特徴は、何と言ってもサビで何度も繰り返される「like you = ライ キュー」という / k + y / の連結の発音です。「I wanna be like you」,「 I wanna walk like you」,「talk like you」などが、何度も聞けます。いわゆ「thank you = サン キュー」 と同じ現象です。「Meet you」や「would you」などと似ていますが、「Meet you = ミー チュー」では / t / と / y / の音が一つになって「チュ」という音になるのに対して「like you」では / k / と / y / の音が連結(リンキング)して発音されるだけです。ちなみに「wanna」は「want to」が発音しやすいように nt 同化したり「to」の母音が弱化した結果の音で「ワナ、ウォナ」などと発音されます。
1967年、ウォルト・ディズニーの死後最初に公開された「ジャングルブック」の挿入歌。「Bare Necessity」とともに、全ディズニー作品の曲の中でもとくに有名な曲で、テーマパークのショーやパレードでもお馴染みの曲です。とくに、TDL のトゥモローランドにあるショーベース2000で一日5回程度公演された「One Man’s Dream」と「One Man’s Dream II」の両方で使われ、歌う キングルイの華麗なダンスが見物となっていました。
歌詞の内容は、ジャングルの王様キングルイは、これ以上偉くなれないという悩み?を抱えていたが、人間の子モーグリに出会い、人間のように歩いたり、話したり、火を使ったりしたい、と思うようになります。ジャングルではこれ以上出世できないけれど、彼に唯一残された望は、そう、人間になることだったわけです。皆さんも、「I wanna be like you(人間のようになりたい!)」サルの気持ちを想像して歌ってみましょう。