Here Comes The Sun・The Beatles

【 学習ポイント・フラップ現象 】

英語では単語間や単語内の音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲には単語内の音節でフラップする「little = ル」が繰り返し出てきます。このフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。

「George Harrison(ジョージ・ハリスン)」の作詞・作曲で、名盤アルバム「Abbey Road(アビイ・ロード)」に収められている。歌詞は「I feel that ice is slowly melting」などに見られるように、やっと春が来たぞ、という内容で、安堵感と暖かさを感じられる曲調になっている。「While My Guitar Gently Weeps、Something」と並んで、ジョージの傑作に数えられる。また、当時ジョージがハマっていたインド音楽の影響も曲の随所に感じられる。イントロのアコースティックギターもジョージ本人の演奏。

かつて、「Here Comes The Sun(ヒア・カムズ・ザ・サン)」はイギリスで最もストリーミング再生されたビートルズの楽曲で、「Let It Be(レット・イット・ビー)」を超える再生回数を記録し、Spotifyにおいても世界で最もストリーミング再生されたビートルズの楽曲であり、また「アビイ・ロード」に収録された楽曲の中で、最もダウンロードされた楽曲でもある。そんな名曲にあって、英語発音は★★とかなりシンプルで、音変化や連結も少ない。しいて言えば、繰り返し出てくる「Sun, sun, sun, here it comes」で「ーム」の連結と「Little darlin」で母音に挟まれた / t / の有声化で「ーリン」になっているくらいで、大変歌いやすい曲になっている。ポールの「Hello, goodbye(★一つ)」と並んで英語初心者にもおススメ。

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