Have A Nice Day・Bon Jovi

【 学習ポイント・フラップ現象 】

英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲には「how to = ウ ル」,「try to = トゥイ ラ」,「you to = ー ル」など、単語間で母音や、半母音 / j / に挟まれてフラップする「to」が繰り返し出てきます。このフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。

「Have A Nice Day(ハバ・ア・ナイス・デイ)」は、アメリカのロックバンド Bon Jovi(ボン・ジョヴィ) が2005年にリリースした楽曲で、同名アルバム 『Have A Nice Day』 のタイトル曲として収録されています。シングルとしては2005年8月に発表され、アルバム発売に先駆けて世界中でプロモーションされました。この曲は、ジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラを中心に制作され、バンドの持つ力強いアリーナロックのスタイルを維持しつつ、現代的なサウンドアプローチが加えられています。歌詞には、「他人に流されず、自分の信念を貫いて生きる」という強い自己主張が込められており、シニカルなタイトルとは裏腹に、ポジティブでエネルギッシュなメッセージソングとして受け取られています。

「Have A Nice Day」は、全米シングルチャートでは 最高位53位 とやや控えめな成績でしたが、イギリスやヨーロッパ各国ではヒットを記録し、特にオーストラリアやカナダで高い人気を博しました。また、同年のグラミー賞では「Best Pop Performance by a Duo or Group with Vocal」にノミネートされ、音楽業界からも評価を得ています。現在でもライブで演奏される定番曲のひとつであり、観客がサビを大合唱するなど、Bon Joviのコンサートを象徴する盛り上がりナンバーとして知られています。

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