From Me To You・The Beatles

【 学習ポイント・ nt 同化の連結と融合同化 】

英語の会話や歌では、/ n / の後に / t /, / d /, / th / が続き / n+t /, / n+d /, / n+th / になると、それぞれ同化して一つの / n / として発音されることがあります。Nipponglishでは、この現象を「nt同化」と呼びます。この曲には「And」や「send」の / nd / が同化して一つの / n / となり、次の母音と連結する「And I’ll = ナ」,「send it = ネ」や、半母音で融合同化する「hold you = ー デュー」,「that you = ュー」が出てきます。これらの同化する音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。

1963年に3作目のシングル盤として発売され、全英シングルチャートで初の1位を獲得した曲。若干憂いのあるコード伴奏によるコーラスで始まるところが印象的。作詞・作曲はジョンとポールの共作。曲を通してジョンとポールのツインボーカルで珍しい1曲となっている。

音の特徴として、/ n+d/ 同化と融合同化が多い。繰り返し出てくる「And I’ll send it along = ナ  ネ ラン」のように / n / と / d / が同化して一つの / n / となって「And I’ll」,「send it」のフレーズで次の語と連結している。一方、「hold you = ー ヂュー(または ー デュー)」,「kiss you = ー シュー(または ース ユー)」,「that you = ュー」などの融合同化も沢山聞ける、同化の練習には持ってこいの曲。

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