子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。この曲には、半母音 / j / で連結する「what you’ve = ワッ チョ」,「that you’ve = ザッ チュ」。/ t, d / が母音に挟まれてフラップ(ラ行音化)する「what I = ワ ラ」,「thought I = ソー ラ」,「But I = バ ラ」。語尾の子音と母音で連結する「sprung and I = スプラン ゲ ナ」,「touch on you = タッ チョ ニュ」など英語の音声変化がたくさん出てきます。これら様々に変化するアメリカ英語の音声変化を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。
「Crazy In Love(クレイジー・イン・ラブ)」は、アメリカの歌手「Beyoncé(ビヨンセ)」のデビュー・ソロ・スタジオアルバム「Dangerously In Love(デンジャラスリー・イン・ラブ)」(2003)に収録され、アメリカ人ラッパーの「Jay-Z(ジェイ・ズィー)」をフィーチャーし、 2003年5月14日にアルバムのリードシングルとしてリリースされました。
「Crazy in Love」は、米国 Billboard Hot100で1位になり、英国では、UKシングルチャートとUKアルバムチャートを同時にトップを獲得し「ビヨンセ」のイギリスでの3番目のナンバーワンシングルになり、2003年にイギリスとアメリカで同時にチャートのトップに立った唯一の曲となりました。
オーストリア、ベルギー、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイスなどのチャートでトップ10入りした大ヒット曲です。