Come Together・The Beatles

【 学習ポイント・語尾の破裂音 】

英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、語尾や文末、子音の前にあると破裂しないことがよくあります。ただし、破裂する準備の「閉鎖」はします。とりわけ無声の破裂音「p, t, k」が語尾や文末にあると直前の母音が急激に止まり、日本語の促音の「っ」に似た音になります。日本語でも最近は「寒っ」「高っ」などと言いますが、英語もこれと似た表現だと考えましょう。この曲には「old, flat, top, up, got, shoot, sideboard」が出てきますが、破裂したり閉鎖したり、発音されなかったりします。これら様々に発音される音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。

アメリカのシンガーソングライターでギタリストのチャック・ベリーの「You Can’t Catch Me」をベースにジョンが書いた曲で、1969年リリースのアルバム『アビーロード』に収録されている。ややアップテンポのブルース調の曲で、ジョンレノン本人も自画自賛のブルースっぽさがキマッているボーカル。なお、シングル盤としてはジョージ・ハリスンの傑作「サムシング」と両A面としてリリースされた。歌詞は基本的に意味不明というか和訳不能な歌詞だが、ジョン本人にとっては馴染みの語彙や歌詞がちりばめられている。

発音の特徴は何と言っても「got」の語尾の破裂しない / t / で、フレーズの最後に「he got = ヒ ガッ」という音が繰り返し聞けるので、ジョンになりきってブルース調で歌ってみよう。

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