Basket Case・Green Day

【 学習ポイント・「~ing」音の連結 】

子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。「~ing」で終わる単語の語尾の「ng」は鼻音なので、文末や次の単語が子音で始まるときに / g / のような破裂音が聞こえることは稀です。ところが、この曲に出てくる「nothing and everything All at = ースィ ネン ブリスィン ラー 」のように「~ing」の後に母音で始まる単語が続く場合「nothing and」は、鼻音の / n / で連結していますが、「everything All」のように「~ing」の後に母音で始まる単語が続く場合 / g / で連結する場合があります。「keeps adding up = ープ サィーップ」の「adding up」は鼻音の / n / で連結しています。このように話者スピードにより / n / と / g / の両方で連結することを覚えておきましょう。

「Basket Case(バスケット・ケース)」は、アメリカのロックバンド「Green Day(グリーン・デイ)」の3枚目のスタジオアルバム「Dookie(ドゥーキー)」(1994)に収録され、1994年8月29日に2枚目のシングルとしてリリースされました。

「Basket Case」は、米国ビルボード・モダンロック・トラックチャートで、5週間一位を獲得、ノルウェー、スコットランド、スウェーデン、UKシングルチャートでトップ10入りし、2021年には、ローリングストーンの史上最高の500曲で150位にランクされました。

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