Bare Necessity・The Jungle Book (1967)

The Jungle Book(ザ・ジャングル・ブック)の挿入歌Bare Necessity(ベァ・ネセスィティ)
Nipponglish・Visual Adjust Reading

【 学習ポイント・音の連結と同化 】
子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。歌うときに一番気を付けたい箇所は、サビで何度も出てくる 「Forget about your worries and your strife」
 で「forget about your = フォウ チョー」で「forget」と「about」間の / t / の連結、「about your」で / t + y / の融合同化「worries and your = ォーリー ザン ョ」という音連結があります。「and your」の「and」は / n / と / d / が同化して、一つの / n / で発音され、その / n / が次の / y / と連結して「ョ」という音になっています。なお、これと同じプロセスの音変化で、こちらも何度も出てくる「I mean the bare necessity」の 「mean the」が「イ ー ナ」という音になっています。「mean」の / n / と、次の / th / の音が同化して、一つの / n / になり、本来であれば「ーン ザ」という音が「ー ナ」になっているわけです。この連結する音と同化する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。

少年モーグリの友達でクマのバルーがジャングルでの暮らし方の秘訣 receipe を教えてくれる歌。Bare necessity は bear necessity でもあって、「(クマが)生きるのに必要最低限のもの」という意味で、ジャングルでは、それがあれば気楽に生きていけるのさ、という哲学を陽気に伝えています。例えば、
「The bare necessities of life will come to you 」生きるのに本当に必要なものは向こうからやってくるのさ「Forget about your worries and your strife」 悩みや争い事なんか忘れちまえよ「Old Mother Nature’s recipes」 昔から伝わるジャングルで生きる秘訣のことさ「I couldn’t be fonder of my big home」 自分の家なんて要らないさなどなど、家やお金や仕事で悩む現代人にとって見習うべき「ミニマリスト」の実践を教えてくれる歌です。現代人が悩みやストレスを抱えて生きている最大の原因は、生きるのに必要以上のものを抱えているから。あるがままの自然に身を任せて生きるのが一番、という哲学をクマのバルーが教えてくれます。

和訳歌詞を見る

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次