【 学習ポイント・融合同化と破裂する破裂音 】
英語の会話や歌では、隣り合った音同士が発音しやすいように変化することがあります。これを「同化」と言います。この曲には「bond you = ボーン ヂュー」,「word you = ワー ヂュー」,「night you = ナイ チュー」など / t, d / の次に半母音 / j / が来たとき連結して別の音に変化する「融合同化」がたくさん出てきます。それら以外に「game you = ゲイ ミュー」,「watching you = ワッチ ニュー」など、語尾の子音と半母音 / j / による連結がたくさん出てきます。
また、英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、歌や会話では語尾や文末、子音の前にあると破裂しないことがよくありますが、この曲には「break = ブレイク」,「take = テイク」,「make = メイク」など破裂する破裂音がたくさん出てきます。融合同化と破裂音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。
この曲の邦題は「見つめていたい」。1983年のアルバム『シンクロニシティー』からの第1弾シングルとしてリリースされて、イギリスにおいて4週連続、アメリカのビルボードでは、8週連続1位になりました。スティングは、1984年のグラミー賞において「Every Breath You Take」で最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・デュオ / グループを獲得しています。
「ローリング・ストーン」誌が選んだ「史上最高のロックソング500曲(The 500 Greatest Songs of All Time)」では84位、Billboard’s All Time Top 100においては、25位にランクインしています。