Hound Dog・Elvis Presley

【 学習ポイント・音の連結と破裂音 】

子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。この曲にはフラップして連結する「but a = ラ」,「caught a = ー ラ」,「rabbit and you = ビ レ ニュ」や、半母音 / j / で融合同化して連結する「said you = ッ ヂュ」が切り返し出てきます。
また、英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、歌や会話では語尾や文末、子音の前にあると破裂しないことがよくありますが、この曲のタイトル「Hound Dog = ウン ドーグ」の「Hound」の語尾の / d / は、子音の前にあるため破裂せず、語尾の「Dog」は破裂して歌われています。この曲では、融合同化と破裂音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。

「Hound Dog(ハウンド・ドッグ)」は、250回以上カバーされ、最も有名なバージョンは、アメリカの歌手「Elvis Presley(エルビス・プレスリー)」が1956年7月13日にリリースしたシングルです。このB面は「Don’t Be Cruel(ドント・ビー・クルー)」邦題「冷たくしないで」でした。

「Elvis Presley」の「Hound Dog」は、米国での最初のリリースで400万部以上を売り上げた彼のベストセラーシングルであり、US Billboard Hot 100で1956年7月から11週間ナンバーワンを獲得しました。

和訳歌詞を見る