英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲にはフラップして連結する「adored it = アドー リッ」,「let it = レ リッ」,「got off = ガー ロフ」や、単語間で母音に挟まれてフラップする「you to = ユー ル」が出てきます。これらのフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。
「Lose You To Love Me(ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー)」は、アメリカのシンガーソングライター「Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)」が2019年に発表した楽曲で、アルバム「Rare(レア)」に収録されています。2019年10月23日にシングルとしてリリースされ、Selena Gomezにとって約4年ぶりとなるソロ・アルバムからの先行シングルとなりました。繊細なピアノと抑制されたサウンドを背景に、過去の恋愛を振り返りながら、自分自身を取り戻していく心情が描かれた、彼女を代表するバラードのひとつです。
「Lose You To Love Me」は、過去の恋愛で傷ついた経験を乗り越え、自分自身を大切にすることを学んでいく過程を歌った作品です。タイトルの「Lose You To Love Me」には、「あなたを失うことで、自分自身を愛せるようになった」という意味が込められており、失恋の悲しみだけではなく、そこからの再生というテーマが表現されています。静かな歌い出しから徐々に感情が深まっていく構成も印象的で、シンプルなピアノとボーカルによって、歌詞の持つ切実な感情が際立っています。
「Lose You To Love Me」は、アメリカのBillboard Hot 100で最高1位を記録し、Selena Gomezにとって自身初の全米No.1シングルとなりました。また、イギリスのOfficial Singles Chartでは最高3位を記録しています。 さらに、この曲のミュージックビデオはモノクロ映像で制作され、Selena Gomezの表情や歌声を中心に構成されたシンプルな映像表現によって、曲の内面的な世界を強く印象づけています。失恋から自己愛へと向かうメッセージと、静かで美しいサウンドが多くのリスナーの共感を呼んだ、Selena Gomezの代表的な楽曲です。

