子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。この曲には語尾の子音と語頭の母音が連結する「glowing in = グローイ ギン」,「in abundance = イ ナバーナンス」,「picture in a = ピクチャ リー ナ」,「don’t ever = ドン ネーバ」,「need a = ニー ダ」,「everything is = エブリスィン ギズ」,「something in = サムスィン ニン」などが出てきます。これらの連結する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。
「Old Phone(オールド・フォン)」は、イギリスのシンガーソングライター「Ed Sheeran(エド・シーラン)」が2025年に発表した楽曲で、8枚目のスタジオ・アルバム「Play(プレイ)」に収録されています。2025年5月1日にアルバムに先駆けてセカンド・シングルとしてリリースされ、Ed Sheeran自身がIlya Salmanzadeh、Blake Slatkinらとともに制作に参加しています。アコースティックギターを中心とした温かみのあるサウンドと、過去を振り返るノスタルジックな歌詞が印象的な作品です。
「Old Phone」は、Ed Sheeranが2015年から使わずに保管していた古い携帯電話を久しぶりに起動したことをきっかけに生まれた楽曲です。そこに残されていた昔の友人や元恋人、家族とのメッセージを読み返すことで、過去の人間関係や失われた時間がよみがえります。特に、亡くなった友人からのメッセージなどを通して、時間の経過や人生の変化を実感する内容となっており、古い携帯電話そのものが「過去を閉じ込めたタイムカプセル」のように描かれています。過去への後悔や寂しさを抱えながらも、過去をそのまま受け入れて前に進もうとする気持ちが、静かに表現されています。
「Old Phone」は、イギリスのOfficial Singles Chartで最高17位を記録し、Ed Sheeranの2025年の新しい音楽活動を代表する楽曲のひとつとなりました。また、アルバム「Play」は同年9月12日に発売され、Official Albums Chartで1位を記録しています。ミュージックビデオでは、Ed Sheeran自身の過去の記憶だけでなく、ファンが大切にしていた古い携帯電話の写真や動画、メッセージも取り入れられ、音楽を通して「過去の自分」と「今の自分」をつなぐ作品に仕上げられています。

