英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲には単語内で母音に挟まれてフラップする「gotta = ガラ」や、連結してフラップする「put in = プ リ」,「put it into = プ リ リノ」、単語間でフラップする「go to = ゴ ル」など、フラップする音が繰り返し出てきます。このフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。
「Work from Home(ワーク・フロム・ホーム)」は、アメリカのガールズ・グループ「Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー)」が、2016年に発表した楽曲で、アルバム『7/27(セブン・トゥエンティセブン)』に収録されています。ラッパー「Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)」をフィーチャーした本作は、グループの音楽性を大きくアップデートした転機的シングルとして位置づけられています。「Work from Home」は、恋人同士の関係性を“仕事”というメタファーで描き、直接的かつ挑発的な表現を用いながら、大人びたセクシュアリティと自立した女性像を前面に押し出した楽曲です。それまでのティーン・ポップ寄りのイメージから脱却し、より都会的で洗練されたR&B/ポップ路線へと踏み出した姿勢が、歌詞とサウンドの両面から明確に打ち出されています。
「Work from Home」は、Billboard Hot 100で最高位4位 を記録し「Fifth Harmony」にとって最大級のヒット曲となりました。ストリーミング時代を象徴する楽曲として世界的にヒットし、ミュージックビデオも高い再生数を記録。グループをグローバル・ポップシーンの中心へと押し上げる決定打となりました。この曲で「Fifth Harmony」が単なるガールズ・グループから、時代性を鋭く捉えたポップアクトへと進化したことを示す象徴的な楽曲であり、2010年代ポップ/R&Bを語るうえで欠かすことのできない一曲として、現在でも高い存在感を放っています。
