Love Me For What I Am・Carpenters

【 学習ポイント・フラップ現象 】

英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲には、単語間で母音に挟まれてフラップする「But you = ル ー」,「me to = ー ル」や、連結してフラップする「what I = ライ」,「that I = ザ ーイ」が繰り返し出てきます。このフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。

「Love Me for What I Am(ラヴ・ミー・フォー・ホワット・アイ・アム)」は、アメリカのポップ・デュオ 「Carpenters(カーペンターズ)」が、1972年に発表した楽曲で、アルバム『A Song for You(ア・ソング・フォー・ユー)』に収録されています。この曲は、“ありのままの自分を愛してほしい”という普遍的で切実なテーマを、極めてシンプルかつ真摯な言葉で描いています。自己を飾ることなく、弱さや未完成さも含めた本当の自分を受け入れてほしいという想いが、静かで温かいメロディに乗せて表現されています。派手さはないものの、その分リスナーの心にまっすぐ届く、深い感情のこもった作品です。

楽曲の魅力を決定づけているのは「カレン・カーペンター」の包み込むような低音ボーカルです。抑制の効いた歌唱ながら、一音一音に感情が込められており、聴く者に安心感と共感を与えます。ピアノを中心とした控えめなアレンジも、歌詞とメロディの美しさを際立たせ、1970年代のカーペンターズらしい洗練されたサウンドを形作っています。

「Love Me for What I Am」はシングルカットはされていないものの、アルバム『A Song for You』の完成度の高さを象徴する一曲として高く評価されています。このアルバム自体は、Billboard 200で最高位4位を記録し、カーペンターズのキャリアを代表する名盤として広く認知されています。本楽曲もまた、自己受容や無条件の愛というテーマを静かに、しかし力強く伝えることで、時代を超えて多くのリスナーに寄り添い続ける名曲といえるでしょう。

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