You Can’t Hurry Love・Diana Ross

【 学習ポイント・強弱のリズム感 】

日本語は「音節拍のモーラ・リズム」で発音しますが「英語は強勢リズム」で発音します。また、日本語は「胸式発声」に対し、英語は「腹式発声」で、お腹の底から声を出して発声します。ストレスがある黒く大きなカナの音を「強く・大きく・高く・長く」発声し、グレーの音は弱く発音して英語のビートのリズム感を身に付けましょう!

「You Can’t Hurry Love(ユー・キャント・ハリー・ラブ)」は、アメリカの女性ヴォーカルグループ The Supremes(ザ・スプリームス) が1966年に発表した楽曲で、リードヴォーカルを務めたのは「 Diana Ross(ダイアナ・ロス)」です。モータウンの名ソングライティングチーム Holland–Dozier–Holland(ホーランド=ドジャー=ホーランド) によって作詞・作曲・プロデュースされ、アルバム『The Supremes A’ Go-Go(スプリームス・ア・ゴー・ゴー)』に収録されています。

この曲は、母親の「真実の愛は焦らず待つもの」という助言をテーマにしており、明るく弾むようなリズムと印象的なコーラスが特徴です。アップテンポで軽快なビートの中に、恋の焦りと希望が見事に表現されています。モータウン・サウンドの黄金期を象徴する代表的な一曲といえます。

「You Can’t Hurry Love」は、全米ビルボードHot 100で1位、R&Bチャートでも1位を獲得し、The Supremesにとって9曲目の全米No.1ヒットとなりました。その後も数多くのアーティストにカバーされ、特に1982年に Phil Collins(フィル・コリンズ) が発表したカバー版も世界的ヒットを記録しています。現在でもこの楽曲は、モータウン・クラシックの象徴として映画やCMなどで広く使われ続けており、時代を超えて愛されるポップソウルの名曲として高い評価を受けています。

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