The End Of The World・Brenda Lee

【 学習ポイント・強弱のリズム感 】

日本語は「音節拍のモーラ・リズム」で発音しますが「英語は強勢リズム」で発音します。また、日本語は「胸式発声」に対し、英語は「腹式発声」で、お腹の底から声を出して発声します。ストレスがある黒く大きなカナの音を「強く・大きく・高く・長く」発声し、グレーの音は弱く発音して英語のビートのリズム感を身に付けましょう!

「The End of the World(ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド)」は、アメリカのシンガー Brenda Lee(ブレンダ・リー) が1963年にリリースした楽曲で、同年1月にシングルとして発表されました。もともとは「アーサー・ケント(Arthur Kent)」と「シルヴィア・ディー(Sylvia Dee)」によって作詞・作曲され、失恋による深い悲しみと喪失感を静かに歌い上げたバラードとして知られています。

この曲は、恋人を失ったあとも世界が何事もなく動き続けることへの戸惑いと絶望を描いており、ブレンダ・リーの繊細で哀切な歌声が、その感情を完璧に表現しています。彼女は当時まだ十代でしたが、その成熟した表現力により、この曲は彼女の代表作のひとつとなりました。

「The End of the World」は、Billboard Hot 100で2位を記録し、カントリー、アダルトコンテンポラリー、R&Bチャートのすべてでトップ10入りを果たすという、異例のクロスオーバーヒットとなりました。後に「Skeeter Davis(スキータ・デイヴィス)」のバージョンでも広く知られるようになり、多くのアーティストにカバーされ続けています。現在でも、哀しみと優しさが共存する不朽の名曲として世界中で愛されています。

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