英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象 = Flap)します。この曲には、単語間で半母音と母音に挟まれてフラップする「want you to = ウォン チュー ル」が、繰り返し出てきます。このフラップする音を聞き取り発音する練習をするといいでしょう。
「Only Girl (In The World)(オンリー・ガール・イン・ザ・ワールド)」は、バルバドス出身のシンガー 「Rihanna(リアーナ)」が、2010年にリリースした楽曲で、5枚目のスタジオアルバム『Loud』のリードシングルとして収録されています。シングルは2010年9月に発表され、リアーナのキャリアにおいて代表的なダンス・ポップ/クラブアンセムのひとつとなりました。プロデュースは Stargate と Sandy Vee によるもので、エレクトロ・ポップ、ユーロダンス、ハウスの要素を取り入れたエネルギッシュなサウンドが特徴です。
歌詞には、「世界でただ一人の特別な存在として愛されたい」という強い願望が込められており、情熱的かつ挑発的なリアーナの歌声が力強く響きます。ポップでありながらセクシーさとエモーションを兼ね備えたメッセージは、彼女のアーティストとしての個性を際立たせるものとなっています。
「Only Girl (In The World)」は全米ビルボード・ホット100で 1位 を獲得し、グラミー賞「Best Dance Recording(最優秀ダンス録音)」も受賞するなど、批評的にも商業的にも高い評価を受けました。さらに、イギリスやカナダ、オーストラリアをはじめとする世界各国のチャートでもトップを飾り、グローバルヒットとして記録されています。現在でもクラブやフェスの定番曲としてプレイされ、リアーナのライブを象徴するパフォーマンスナンバーのひとつです。