One Way Or Another・One Direction

【 学習ポイント・融合同化 】

英語の会話や歌では、隣り合った音同士が発音しやすいように変化することがあります。これを「同化」と言います。この曲には / t, d / の次に半母音の / j / が来たとき連結して融合同化する「getcha = get you = ュ」,「meetcha = meet you = ュ」,「past your = ョ」,「hold you = ュ」が、繰り返し出てきます。これらの半母音で融合同化する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。

「One Way Or Another (Teenage Kicks)(ワン・ウェイ・オア・アナザー/ティーンエイジ・キックス)」は、イギリスのポップグループ「One Direction(ワン・ダイレクション)」 が、2013年に発表したチャリティー・シングルで、アメリカのロックバンド「Blondie(ブロンディ)」 の代表曲「One Way Or Another」と、北アイルランドのパンクバンド「The Undertones(ジ・アンダートーンズ)」 の「Teenage Kicks」をマッシュアップしたカバーソングです。このシングルは、イギリスのチャリティーイベント Comic Relief のために制作され、売り上げが寄付される形で広くプロモーションされました。

この楽曲は、原曲の持つパンキッシュでストレートなエネルギーを、One Directionならではの明るくキャッチーなポップサウンドへとアレンジ。軽快なギターリフとシンプルなリズムに乗せて、若さと自由を感じさせる勢いのある歌声が魅力です。歌詞は「何が何でも君を手に入れる」という直球のラブコールと、青春の衝動を描いており、バンドのフレッシュなイメージと重なっています。

「One Way Or Another (Teenage Kicks)」は、全英シングルチャートで 1位 を獲得するなどヨーロッパを中心に大ヒットし、アメリカやオーストラリアでも商業的成功を収めました。さらに、Comic Reliefのキャンペーンを通じてテレビやメディアで繰り返し取り上げられ、社会貢献とエンターテインメントを両立させた楽曲として高く評価されました。現在でも「One Direction」の代表的カバーのひとつとして知られており、彼らのライブやファンの間で根強い人気を持つ一曲となっています。

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