Waiting On A Wish・Rachel Zegler

【 学習ポイント・音の連結「ing」】

子音で終わる単語の次に、母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊を成すとき、音の連結(リンキング)が起こります。「~ing」で終わる単語の語尾の「ng」は鼻音なので、文末や次の単語が子音で始まるときに / g / のような破裂音が聞こえることは稀です。ところが、この曲に出てくる「waiting on a = ェイリン ナ」や「Holding out = ーディン ウ」のように「~ing」の後に母音で始まる単語が続く場合 / g / で連結する場合があります。また「waiting on a = ェイリ ナ」や「Holding out = ーディ ウ」と鼻音の / n / で連結することもあるので覚えておきましょう。

「Waiting On A Wish(ウェイティング・オン・ア・ウィッシュ)」は、ディズニー映画『Wish(ウィッシュ)』(2023年)に登場する挿入歌で、主演アーシャ役を務めた「Rachel Zegler(レイチェル・ゼグラー)」が歌っています。この楽曲は、アーシャという少女が“願い”の力を信じながら、希望を持ち続ける心情を繊細に描いたバラードで、ディズニーらしい魔法と感情の融合が感じられる一曲となっています。作詞・作曲は、ジュリア・マイケルズとベンジャミン・ライスのコンビによって手がけられ、劇中でのアーシャの内面の成長と希望の強さを表現しています。

『Wish』の公開と同時に注目された「Waiting On A Wish」は、劇中の印象的な場面で使用され、視聴者の感動を呼びました。ビルボードのサウンドトラックチャートでは映画全体の音楽がランクインする中、Rachel Zeglerの伸びやかで透き通る歌声が絶賛され、YouTubeやSpotifyなどのストリーミングプラットフォームでも高い再生回数を記録しました。特に、若年層やミュージカルファンからの評価が高く、SNSでは「現代のディズニー・バラードの傑作」「Let It Goの次に来る感動曲」とも言われるほど。今後ディズニー音楽の代表的な一曲として成長するポテンシャルを秘めた作品です。

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