Across The Universe・The Beatles

【 学習ポイント・「~ing」の発音と「nt同化」 】

繰り返し聞ける英語音声の特徴として「Nothing’s gonna change my world」の「Nothing’s」の短縮形の発音「ッスィンズ」と「going to」が同化した音「gonna = ーナ」に注意したい。ちなみに「nothing」のように「~ing」で終わる語の発音は「イング」ではなく「イン」となる。実際に「ッスィンズ」と歌われている。他の歌や速い歌では「nothing = スィン」と発音されることが多い。同様に「gonna」もアメリカでは「ナ」の発音の方が多いが、イギリスでもこの「gonna」は日常会話でよく使われる。

「The Beatles(ザ・ビートルズ)」最後のアルバム「Let It Be(レット・イット・ビー)」に収録されるこの曲は「John (ジョン・レノン)」の作詞・作曲で、リードボーカルもジョンである。

繰り返し歌われる呪文のような歌詞「Jai Gru Deva Om」は、サンスクリット語で「我らが導師、神に勝利あれ(神に感謝を)」という意味。当時メンバー内で流行っていたインドのマントラ瞑想に影響を受けている。曲調もスローで壮大な宇宙をイメージさせる。この曲はその後、デビッド・ボウイ、スティービー・ワンダー、エアロスミス、グリーンデイ、ジャズ歌手のノラ・ジョーンズなどもカバー曲を出すほど、深い音楽性を有していると言える。

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