Goodbye To Love・Carpenters

【 学習ポイント・フラップ現象 】

英語では単語間や音節で / t / や / d / が母音に挟まれる形になると / t / や / d / は「ラ行音」に変化(フラップ現象=Flap)します。この曲のタイトル「goodbye to love」の「to」はフラップして「ル」と歌われています。また、この曲には連結する音がたくさんでてきます。フラップする音や連結する音を意識して歌うといいでしょう。

邦題「愛にさよなら」は、リチャード・カーペンターとジョン・ベティスが作曲し、カーペ1972年にリリースしたシングルで、Billboard Hot 100の7位を獲得しました。

カーペンターズがこの曲の制作をするうち、リチャードはファズギターを取り入れるべきだと考え、カレン・カーペンターはカーペンターズの前座を務めていたバンドのトニー・ペルーソに電話をかけ、レコーディングへの参加を誘いました。しかし、カーペンターズをデビューの頃から聴いてきた人達にとっては、ラブバラードにファズギターのソロを入れるという試みに、かなりの反感があったそうです。シングルA面としては「涙の乗車券」に次いで初めてこの曲がアダルト・コンテンポラリー・チャートの1位になれなかったのはこれが理由かもしれないと言われていますが、多くのカーペンターズ・ファンは今日でも、この曲をそのユニークさゆえに高く評価しています。

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