英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、語尾や文末、子音の前にあると破裂しないことがよくあります。ただし、破裂する準備の「閉鎖」はします。とりわけ無声の破裂音「p, t, k」が語尾や文末にあると直前の母音が急激に止まり、日本語の促音の「っ」に似た音になります。日本語でも最近は「寒っ」「高っ」などと言いますが、英語もこれと似た表現だと考えましょう。
この曲には「lead me to your door」,「lead me back」,「you left me」,「don’t keep me waiting here」が出てきますが、破裂したり閉鎖したり、発音されなかったりします。これら様々に発音される音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。
ポールが自分のスコットランドの農場で、レイチャールズの気分になってピアノの前に座り作曲したと言われる。ピアノのバックにオーケストレーションを加えた哀愁漂う楽曲。ビートルズ最後のアルバ「Let It Be」に収められ、その後のベスト盤の青版にも収録されている、ポール後期の代表作。
スローバラードで、歌詞もシンプルなため★★と非常に歌いやすい曲。音声変化はさほど多くないが、数回出てくる「Lead me to your door」の歌詞の「lead me = リーッ ミー や リー ミー」のように、語尾の / d / が聞こえないところが印象的。同様の音声変化は「left me standing here, lead me back, don’t keep me waiting here」などでも聞ける。
「The Beatles 1967~1970」は、通称「青盤」と呼ばれ、ビートルズが1967年から1970年までに発表した楽曲から選ばれた28曲が収録されています。「The Long and Winding Road(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード)」は、最後の28曲目に収録されています。