20th Century Boy・T.Rex

【 学習ポイント・一つの / n / に同化する / n+t / 】

英語の会話や歌では、/ n / の後に / t /, / d /, / th / が続き / n+t /, / n+d /, / n+th / になると、それぞれ同化して一つの / n / として発音されることがあります。Nipponglishでは、この現象を「nt同化」と呼びます。この曲のタイトル「20th Century Boy」の「Twentieth」は / n+t / が一つの / n / で発音され「Twentieth = トゥニー」と歌われて、繰り返し出てきます。この同化する音を聞き取り、発音する練習をするといいでしょう。

「20th Century Boy(トゥエンティース・センチュリー・ボーイ)」は、イギリスのロックバンド T. Rex(ティー・レックス) が1973年に発表した楽曲で、バンドの中心人物 Marc Bolan(マーク・ボラン) によって作詞・作曲されました。シングルとして発売された本作は、アルバム未収録でありながら、T. Rex を代表する名曲として世界的に知られています。

1973年にリリースされた際、UKシングルチャートで最高位3位 を記録し、彼らの代表的ヒットとして定着しました。
アメリカでは大きなチャート成功こそなかったものの、その後も多くの映画・CM・アーティストによって引用され、
時代を超えて愛されるロックアンセムとなっています。

特に日本では、浦沢直樹の人気漫画を原作とする映画『20世紀少年』シリーズ(2008〜2009) のテーマソングとして使用されたことで再び注目を集めました。映画全体の世界観と曲のタイトルが強く響き合い、作品の象徴的テーマとして多くの観客に深い印象を残した、グラムロック黄金期を象徴する1曲で、リリースから50年以上経った現在もロック史に刻まれる不朽の名作として評価されています。

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