世界に通じる英語のルール

Nipponglish(ニッポングリッシュ)のカナなら、英語のルールが一目で理解できる

英語は会話や歌では、複数の単語が「短縮」「連結」「同化」「省略」し、一つの塊(チャンク)として一息で発音されます。

日本人は英語の音の変化を聞き取ることを苦手としていますが、この英語の「短縮」「連結」「同化」「省略」は、英語音声学のルールに則って音が変化しています。このルールを理解すれば、ネイティブの発音が聞こえるようになり、ネイティブライクな発音をマスターしやすくなります。

カタカナは英単語の正確な発音には一般的には不向きですが、逆に英語チャンクの音変化を明確に表記するのに向いています。

Nipponglish(ニッポングリッシュ)のカナで世界に通じる英語の音変化ルールを、項目ごとに解説しました。

世界に通じる英語を話すためのゴールデンルール

短縮形① 主語+be動詞, 助動詞の短縮形


英語ではふつう、主語とbe動詞・助動詞が一語のように弱く発音されます。「You are」も「your」と似た音で発音され、「You’re」と表記されます。これは日本語の「それは」が「そりゃ」、「僕は」が「ぼかー」に聞こえるのと似た現象です。

主語と助動詞の「will」や過去「would」も一語の短縮形で発音されます。語尾の / l / は小さな「ゥ」のような暗い響きの音で「I’ll」なら「アイゥ」に似た音です。一方、「I would」の短縮形「I’d」は「アイッ」のように詰まった音になりますが、歌では語尾の破裂音 / d / は、発音されないことがよくあります。

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短縮形② 否定形の助動詞


様々な助動詞の否定形・過去助動詞も一語の短縮形で発音されます。特に注意してほしい音は「can」の否定形「can’t」と「will」の否定形の「won’t」です。会話や歌では「can’t」の語尾の破裂音の / t / は、発音されないことが多く「can」と区別が難しくなり、「won’t」と「want」も同様に似た音になりますが、否定形は強く発音されるので一つの塊(チャンク単位)として聞き取ることができれば、簡単に区別できます。 さらに「want to」は「wanna = ウォナ」のように同化します。

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破裂音① 語尾や文末で発音されない破裂音


英語の「p, t, k, b, d, g」は、破裂音と呼ばれ、語尾や文末にあると破裂しないことがよくあります。ただし、破裂する準備の「閉鎖」はします。とりわけ無声の破裂音「p, t, k」が語尾や文末にあると直前の母音が急激に止まり、日本語の促音の「っ」に似た音になります。日本語でも最近は「寒っ」「高っ」などと言いますが、英語もこれと似た表現だと考えましょう。

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破裂音② 子音の前で発音されない破裂音


破裂音の次に別の破裂音や子音が続くと、最初の破裂音は破裂しません。ただし破裂の準備だけはするので「閉鎖」し、その間だけが「っ」ように残ります。日本語でも6回を「ろっかい」と言いうのに似た現象です。

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音の連結① 語尾の子音+語頭の母音


英語の会話や歌では、子音で終わる単語の次に母音や半母音 / j / で始まる単語が来て、それらが一つの意味の塊(チャンク)を成すとき、複数の単語間で音の連結が起こり一息で発音されます。この語尾の子音と語頭の母音の連結は、アメリカ英語や歌では、頻繁に起こります。

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音の連結② 融合同化


英語では、隣り合った音同士が、発音しやすいように変化することがあります。これを「同化」といいます。 「want you」や「found you」のように / t / や / d / の次に半母音の / j / が来た時に「チュ」や「ヂュ」の別の音に変化します。この同化現象を「融合同化」といいます。

「I miss you」や「close your eyes」のように / s / や / z / も、次に半母音の / j / が来ると「融合同化」して「シュ」や「ジュ」といった別の音に変化します。

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音の同化現象 / n+t /, / n+d /, / n+th/ 同化


/ n / の後に / t /, / d /, / th / が続き / n+t /, / n+d /, / n+th / になると、それぞれ同化して一つの / n / として発音されることが、アメリカ英語ではよくあります。この同化現象は単語内でも起こります。

会話や歌では同化した / n / が次の単語と連結して発音されます。

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母音に挟まれた / t / のFlap現象


音節や語尾にある破裂音の / t / の直前に母音があり、次に母音で始まる音節や単語が続いて / t / が母音に挟まれた形になると / t / は、ラ行音に変化します。この現象をFlapといいます。/ d / も同様にFlap現象を起こしラ行音に変化します。

単語内で起こるフラップ現象

単語間の連結で起こるフラップ現象

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